ここ数年、中東ではK-POPの人気が高まっており、ファンの数も増加している。今回のライブを取りまとめている地元の会社Al Ahli Holding GroupのCEOであるMohammed Khammas氏は、その魅力について「一つ一つの曲とパフォーマンスに想像を超える才能が詰め込まれています。振り付けはプロのダンスチームと同じ水準であり、曲は覚えやすいだけではなく、青春、愛、喜び、悲しみといった共感できるストーリーを持っています」と語った。
また、レバノンのK-POPファンである17歳の少女は「SMTOWN LIVEは、アラブ世界にK-Popを紹介するのに最高の機会だと思う。最初は言葉の壁があったけど、結局その素晴らしいダンスにハマっちゃった。全部が新しいジャンルだったの」と述べた。
さらなる市場拡大
DJ Sadiqは世界中にいるアラビア語圏のK-POPファンとつながりがあり、アラビア語のKBSワールドラジオ(韓国の国営放送)でK-Popアイドルのインタビューをしているが、リスナーはMENA(中東および北アフリカを合わせた市場)全体にいて、GCC(サウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、カタール、オマーン)、そして時にはシリアからもかなりの電話やメッセージを受けるという。
「業界自体が成長し続けるにつれて、リスナーの数も確実に増えました。さらに多くの人々に届くことになるでしょう」「もはやアンダーグラウンドやサブカルチャーではなく主流なのです」
アジアから始まったK-POPブームは、今その市場を広げつつある。