アン・ソクファンは、1987年に演劇『変わったあの世』でデビューした俳優である。1994年の映画『太白山脈』で存在感を世に知らしめ、1997年に出演した映画『ナンバー3』の個性的な演技で更に注目を集めた。
出演した映画ドラマは、数えきれないほどの数にのぼる。テレビでは、優しい父親役からコミカルな悪役まで、幅広い役柄をこなしている。2005年に、KBS演技大賞助演男優賞を受賞した。映画では脇役ながら『作品に命を吹き込む俳優』として、高く評価されている。テレビ、映画の仕事と並行して、舞台も精力的に続けている。
基本プロフィール
芸名 | アン・ソクファン (Ahn Suk-hwan) |
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本名 | アン・ジニョン (An Jin-hyeong) |
国籍 | 韓国 |
性別 | 男性 |
身長 | 169cm |
体重 | 63kg |
誕生日 | 1959年11月01日 (63歳) |
干支 | 亥 |
星座 | さそり座 |
所属
参加グループ | |
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事務所 | なし |
アン・ソクファンは、出演した舞台の演技者と企画者として、妻と出会った。子供が生まれて間もない頃、ソクファンの妻は仕事に戻りたがっていた。しかし、子供が3歳を過ぎるころには職場復帰の意志はなくなり、現在は、家庭に入っている。
家では妻が主導権を握り、ゴミの分別、皿洗い、犬の世話は、ソクファンの仕事だという。
アン・ソクファンは、子供の頃は背が低く、病弱で内向的であった。中一の時にいじめに合い、ボクシングとテコンドーを始めると、少し外交的になった。
高校時は、ベルボトムをはいて漫画喫茶でお酒を飲むような不良学生であった。大学に入り、「昼間から、みんなで酒を飲んでいたから」という理由で演劇サークルに入ったのが、演技を始めるきっかけであった。
アン・ソクファンは除隊後、傾きかけていた家を助けるために就職した。会社での成績は良く、昇進も早かったが、「自分の人生ではないような気がした」という理由で、3年で退職した。
両親には猛反対されたが、「5年だけ」という約束で、演劇の道に進む。なかなか芽が出ず、「2週間ほど、部屋の隅で壁紙の模様を数えていた」という。ソクファン曰く、「20代の頃は、自分が大きい人間だと勘違いしていた」そうで、それに気づいてからは、「人が2時間やったら、自分は8時間やるように努力した」という。
結局5年では間に合わず、8年かけてようやく役者で食べられるようになったという。
兄弟 | 兄 |
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高校 | 大京商業高等学校 |
大学 | 檀国大学経営学科 |
アン・ソクファンの友人に、同じく劇団出身で、若い頃に共に苦労した仲間のソン・ガンホがいる。ある時、お互い貧しかったので、全財産の半分の10万ウォンを5万ウォンずつ分けたことがあった。
後にある人の葬式で会った時、ガンホがソクファンに小遣いをくれたそうだ。次の日起きてみると、シャツのポケットには、5万ウォン札10枚と1万ウォン札5枚が入っていた。ガンホが、ソクファンに借りたお金を11倍にして返してくれたのである。
なし